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宮町
【みやまち】


(近代)大正10年~昭和45年の通称地名。大字小森江のうち。風師山西麓。左馬殿山渓谷は風師山からの多量の流水を集め貴船川となり,急傾斜のため一ノ滝,二ノ滝,三ノ滝となり西流して海に入る。貴船川の流域の町で,白木崎地区のほぼ中央部に位置する。町名は貴船川上流,宮後の池辺りにある貴船神社にちなみ,氏子の希望により宮町と名付けた。北側は日本セメント門司事業所が占め,西端に浅野スレート門司工場がある。民家はほとんどなく,倉庫・駐車場などが占める。セメントの町。昭和28年の豪雨による山津波の被害は大きく,多くの家屋が流失し,死者37名を出した。跡地は東貴船公園となり,昭和35年水害殉難者の碑を建立。同45年葛葉1~3丁目・風師1~4丁目のうちとなる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7215098