柳河軌道
【やながわきどう】
山門郡瀬高町と柳川市を結んだ軌道線。山門郡瀬高町の鹿児島本線矢部川駅(現瀬高駅)と城下町の柳川を結び,現国道443号を走った。延長7km,軌間914mm,単線,動力には蒸気機関車を使用。明治42年設立の柳河軌道が建設し,明治44年10月に柳河駅(三柱神社前)までの全線を開業した。近くの三潴軌道・大川鉄道より貨客とも輸送量が多く,業績も良かったが,昭和6年9月の国鉄佐賀線の開業により競合路線として同7年2月廃止された。
![](http://jlogos.com/images/hyoshi/ktim.jpg) | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7215374 |