角川日本地名大辞典 九州地方 福岡県 11 湯辺田【ゆべた】 旧国名:筑後 矢部川中流域,黒木盆地の西端に位置する。地名の由来は湯の湧出による。「湯屋」の屋号をもつ民家や湯田および湯田上の「湯田の石薬師」(寛延記)は現存するが,湯坪はない。阿蘇凝灰岩を原材とした石造物の生産地で,室町後期の作という磨崖仏があり,長野岩地蔵と呼ばれる。【湯辺田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。【湯辺田(近代)】 明治22年~現在の大字名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7215542