吉木①
【よしき】

旧国名:筑後

耳納(みのう)山地の発心山の北西麓，扇状台地上に位置する。地名は，口伝によれば，樹木の見事な繁茂の様相にちなむという。地内山麓一帯に，装飾古墳，国史跡の下馬場古墳をはじめとして吉木古墳群と称される後期古墳がある。また東部の東諸富からは弥生時代中・後期の土器・住居址が出土した。吉野尾館跡は中世の竹井城主草野氏の住居といわれる（筑後将士軍談）。
【吉木(中世)】　戦国期に見える地名。
【吉木村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【吉木(近代)】　①明治22年～昭和35年の大字名。
【吉木(近代)】　昭和35年～現在の久留米市の町名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7215593