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六段河原
【ろくだんがわら】


旧国名:筑後

(中世)南北朝期に見える地名。筑後国上妻郡のうち。建武3年9月18日の小代重峰軍忠状・同年9月日の小代吉宗軍忠状(小代文書/南北朝遺747・762)および年未詳の小代光信軍忠状(詫摩文書/大日料6‐2)によれば,建武3年8月30日,後醍醐天皇方の菊池武敏と足利尊氏方の合志幸隆は豊福原および六段河原で戦い,小代重峯らは合志幸隆に属していた。六段河原は八女(やめ)市豊福の北方,広川町六田附近を流れる広川の河原の意であろう。あるいは「ろくたのかわら」と読むのかもしれない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7215723