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若杉
【わかすぎ】


旧国名:筑前

若杉山北西麓の丘陵地帯に位置する。地名の由来は,神功皇后が戦勝祈願のお礼として香椎宮の綾杉をこの地に植えたという伝説から分杉といったのが若杉となったという(続風土記)。横穴式石室古墳がある。古来はこの地は右谷とも呼ばれ,若杉山を霊山とする仏教信仰が盛んで,中世は修験の山として栄えた。若杉山の山頂には太祖神社があり,ここに伝わる太祖神楽は県無形民俗文化財。また同社の石造狛犬は鎌倉末期のもので県文化財。
若杉村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
若杉(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7215734