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荒堅目村
【あらかためむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。神埼(かんざき)郡のうち。馬場川流域の平野部に位置する水田地帯。東を田手川が南流し,中央を詫田道が南北に通じる。佐賀本藩領。倉戸郷に属す。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」ともに1村として見える。給人・地米高は「玄梁院様配分帳」では姉川鍋島家鍋島図書146石余・原田吉右衛門16石・深江六左衛門4石余。「大小配分石高帳」では姉川鍋島家鍋島周防146石余・山村伊左衛門50石余・西牟田孫左衛門21石余で,ほか3名の知行地。天保期の戸数22(御祓配帳)。天明2年銘の三界万霊地蔵尊と文化11年銘の猿田彦太神がある。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」ともに本堀村の枝村として見える。「明治11年戸口帳」には本堀村のうちに「荒堅目村」と見え,戸数32・人口153。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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