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石原村
【いしはらむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。小城(おぎ)郡のうち。「いしばるむら」ともいう。多久(たく)盆地の東部,両子山の北西麓に位置し,南北に細長く集落を形成。牛津(うしづ)川と北接する。佐賀本藩領。下多久郷に属す。村高は,「正保国絵図」「天明村々目録」ではともに130石余,「天保郷帳」では160石余,「旧高旧領」には見えない。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」にはともに1村として見える。ただし,「宝暦郷村帳」では杵島(きしま)郡横辺田郷之内花祭村の小村として,「天明郷村帳」では杵島郡横辺田郷之内下大町の小村としても併記されている。「丹邱邑誌」には「石原村ハ田地山林ハ松瀬村ニ隷シ戸口ハ牟田辺ニ隷セシカ文政九年春ヨリ松瀬村ノ戸籍ニ入ル旧牟田辺村民松瀬分ノ山林原野ヲ墾シテ住セシユヘ也」とある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7215950