植木村
【うえきむら】

旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。佐賀郡のうち。佐賀平野中央部，多布施(たふせ)川西岸に位置する。佐賀本藩領。新庄郷に属す。村高は，「正保国絵図」「天明村々目録」ではともに374石余，「天保郷帳」では380石余。「旧高旧領」には見えない。「宝暦郷村帳」では小村に小路分村があり，「天明郷村帳」では小村に南小路・小路がある。植木天満宮と植木地蔵堂がある。「明治７年取調帳」「郷村区別帳」ともに蠣久(かきひさ)村の枝村に見える。「明治11年戸口帳」によれば，蠣久村のうちに「植木分」と見え，戸数36・人口130。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7216070