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江口ケ里村
【えぐちがりむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。小城(おぎ)郡のうち。江口刈とも書き,持田ともいう。佐賀平野北西部。祇園(ぎおん)川と嘉瀬川の合流点西岸に位置する。小城藩領。三ケ月郷に属す。村高は,「正保国絵図」「天明村々目録」ともに342石余,「天保郷帳」では358石余,「旧高旧領」には見えない。村の北西部を東芦刈水道が流れる。神社は養父神社・天満神社。明治元年の庄屋は太助(犬山家文書)。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」ともに樋口刈の枝村に見える。「明治11年戸口帳」によれば,樋口ケ里のうちに「江口ケ里」と見え,戸数25・人口111。なお「小城郡村誌」によれば,明治4年樋口(ひぐち)・五条・江利・立石の4か村と合併して樋口ケ里となったという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7216153