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大島村
【おおしまむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。神埼(かんざき)郡のうち。筑後川下流右岸の平地に位置する。佐賀本藩領。七島郷に属す。村高は「正保国絵図」「天明村々目録」では433石余,「天保郷帳」では496石余。「旧高旧領」には見えない。給人・地米高は「玄梁院様配分帳」では坂部又右衛門57石余・丹羽宇右衛門20石・太田弥次郎20石余,「大小配分石高帳」では松崎寛之允77石余・大木主計10石・関儀左衛門15石・杉本兵刀16石・江副六郎左衛門5石・辻勝平5石・山領仲20石余・田原某10石・江口九郎助40石・杉町藤右衛門12石。神社は菅原道真を祭神とする天満神社。寺院は箱川村妙雲寺末寺の曹洞宗大慈山円通寺があり,慶長14年文徹が開基し,文化9年晃山が中興したと伝えられる。明治初年に人民共立大島小学校が設立され,同9年の生徒数男90・女8。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」では柳島村の枝村として見える。「明治11年戸口帳」によれば,柳島村のうちに「大島村」と見え,戸数53・人口329。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7216249