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大曲
【おおまがり】


旧国名:肥前

背振山地の南麓,田手川流域の低丘陵上に位置する。地名の由来は,田手川の曲流によるものか。神埼(かんざき)郡三田川町と三養基(みやき)郡上峰(かみみね)村にまたがる通称二塚山の低段丘に二塚山遺跡があり,弥生前期末から後期の共同墓地の遺跡で甕棺墓159基・土壙墓89基・箱式石棺墓6基・祭祀遺構8か所からなる。大塚ケ里南東部の丘陵上の松ノ森遺跡は,竪穴式住居跡約36・掘立柱建物約19,遺物として弥生式土器・土師器・須恵器・石斧・石鏃・管玉などを出土。ほかに松原遺跡・亀作遺跡・大曲遺跡・松本遺跡・畑外遺跡・瀬ノ尾遺跡・柏原遺跡・東外遺跡・横田遺跡などがある。奈良期寺院跡と推定される辛上(からかみ)廃寺跡からは,塔心礎・遺瓦などを出土。また,条里制の名残として永田ケ里・大塚ケ里という集落名も残っている。辛上の長者原城跡は,竹原城ともいい,仁比山村日吉山王宮(仁比山神社)別当職執行氏の居城と伝えられる(神埼郡村誌)。
大曲村(中世)】 戦国期に見える村名。
大曲村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
大曲(近代)】 明治22年~現在の東脊振村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7216298