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小津ケ里
【おづがり】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。神埼(かんざき)郡のうち。城原(じようばる)川と馬場川の間にある平坦地,北は神埼宿と接する。蓮池(はすのいけ)藩領と佐賀本藩領。嘉崎郷に属す。給人・地米高は「玄梁院様配分帳」では岡部権之助39石余・岡部治左衛門39石,「大小配分石高帳」で岡部杢之助39石余・岡部造酒31石余・秀島清治8石余。天保期の戸数13(御祓配帳)。小村には西川原がある(御領中郷村帳)。神社に天満宮がある。ほかに寛文10年銘の太神宮祠,安永9年銘の猿田彦太神,享和3年銘の天満宮祠がある。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」とも永歌村の枝村としてみえる。「明治11年戸口帳」には永歌村のうちに「小津ケ里」と見え,戸数23・人口102。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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