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嘉納
【かのう】


建武2年の東妙・妙法両寺領坪付注文写(東妙寺文書)には「賀崎郷加納」とある。筑後川の支流神埼(かんざき)川(城原川)の東岸に位置する。地名の由来は平安期に勅使田であった神崎荘が新たに開発した地にちなむという。「肥前国風土記」神埼郡に見える船帆郷に当たる地域と推定されている。また,条里制遺称に十六堀の名が残る。近世の万延元年郷村帳には蛭牟田(ひるむた)村の異称として嘉納の名があり,近世には蛭牟田村と呼ばれたことがわかる。
【嘉納村(近代)】 明治初年~22年の神埼郡の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7216479