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杵島城
【きしまじょう】


杵島(きしま)郡白石(しろいし)町大字須古にあった城。天文年間少弐景資の後裔にあたる平井次郎経治が須古城を本拠地にして高城と呼び,支城を独立丘陵上の杵島と小島において弟に守らせたことから当城の築城は天文年間と思われる。当城は須古城の西400mにあるが,百町牟田といわれる泥田にあって須古城からわずかに1本の間道で結ばれていた。竜造寺隆信の4回にわたる攻撃によって須古城とともに天正2年12月20日に落城した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7216680