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杵島溝ケ里村
【きしまみぞがりむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。小城(おぎ)郡のうち。木島溝刈とも書き,平方ともいう。佐賀平野北西部,祇園(ぎおん)川と嘉瀬川の合流点西岸に位置する。小城藩領。三ケ月郷に属す。村高は,「正保国絵図」「天明村々目録」ともに228石余,「天保郷帳」では236石余,「旧高旧領」には見えない。村内南部を嘉瀬川から取水した東芦刈水道が西方へ流れる。小城町から佐賀城下へ至る往還が村内を通っていた。神社に日吉神社・天満神社がある。明治元年の庄屋は利兵衛(犬山家文書)。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」ともに三ケ島ケ里村の枝村に見える。なお「小城郡村誌」によれば,明治4年堀江・深町・四条の3か村と合併して堀江村となったという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7216683