100辞書・辞典一括検索

JLogos

13

北川副村
【きたかわそえむら】


(近代)明治22年~昭和29年の佐賀郡の自治体名。新郷村・木原村・江上村・光法(みつのり)村の4か村が合併して成立。旧村名を継承した4大字を編成。村名は江戸期の川副上郷の北部であったことによる。役場を江上に設置。明治34年北川副小学校,昭和23年北川副中学校をそれぞれ大字木原に設置。世帯数・人口は,大正9年709世帯・4,113人,昭和29年887世帯・4,867人。佐賀市と筑後川の港諸富(もろどみ)を結ぶ位置にあったので交通が発達し,明治37年佐賀馬車鉄道株式会社による馬車鉄道が走っていたが昭和3年に廃業,バスと交替した。国鉄鹿児島本線の通る福岡県山門郡瀬高町と佐賀市とを結ぶ国鉄佐賀線が昭和10年に開通し,村内に南佐賀と光法の両駅が設置された。昭和29年10月金立(きんりゆう)村ほか3か村と合併し佐賀市の一部となり,村制時の4大字は佐賀市の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7216704