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草場村
【くさばむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。佐賀郡のうち。草葉とも書く。佐賀平野中央部に位置する。佐賀本藩領。中佐賀郷に属す。村高は,「正保国絵図」では322石余,「天明村々目録」「天保郷帳」ともに332石余,「旧高旧領」には見えない。「宝暦郷村帳」では1村として見え,「天明郷村帳」では小村に平島・上草場・堀江屋敷がある。堀江神社は神野大明神ともいい,元寇の時の退散祈願が行われ,竜造寺氏・鍋島氏の尊崇を受けた。弘治2年5月未曽有の旱魃の際宮司山本玄蕃は雨乞い祈願の浮立を始めたと伝えられる。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」ともに神野(こうの)村の枝村として見える。「明治11年戸口帳」によれば神野村のうちに「草場分」と見え,戸数63・人口270。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7216779