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熊寄ケ里村
【くまよりがりむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。小城(おぎ)郡のうち。熊寄刈とも書く。佐賀平野北西部,祇園(ぎおん)川と嘉瀬川の合流点西岸に位置する。小城藩領。三ケ月郷に属す。久本ケ里・社ケ里・遠江ケ里とともに総名を高田と称した。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」ともに1村として見える。寺社に,永享3年日親上人を開基とする日蓮宗妙円寺と海童神社がある。明治元年の庄屋は利兵衛(犬山家文書)。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」ともに金田刈の枝村に見える。「明治11年戸口帳」によれば,金田ケ里のうちに「熊寄ケ里」と見え,戸数7・人口25。なお「小城郡村誌」によれば,明治4年金田・久本・社・雪伏・遠江の5か村と合併して金田ケ里となったという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7216819