100辞書・辞典一括検索

JLogos

9

小侍
【こさむらい】


旧国名:肥前

多久(たく)盆地の北西に位置する山間集落。北東に天山,南西に女山(船山)を望み,南部がわずかに開ける。この地域を南北に貫流する小侍川は,山犬原川と合流して,牛津(うしづ)川の支流中通川となる。東に多久原峠,西に笹原峠(厳木)を結んで東西に唐津(からつ)往還が走っている。西端の長者原は松浦佐用姫伝説の地で長者宅址が伝えられる。前田には甕焼成の江戸期から昭和期に至る窯跡がある。
小侍(中世)】 南北朝期に見える地名。
小侍村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
小侍(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7216942