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境峠
【さかいとうげ】


鹿路(ろくろ)峠ともいった(脊振路)。神埼(かんざき)郡脊振(せふり)村大字鹿路と大字広滝の境にある峠。標高360m。鹿路の地名は,昔は人煙まれで繁茂した樹林の中に鹿が多くすみ,路に蹄のあとを残したので鹿路と名づけられたといわれる。また,後鳥羽上皇が「絹巻の里」に御潜幸の際,この路を通られたが荊茂り藪が深くてことのほか困窮され「この路は鹿の通る路にやあらむ」と仰せられたので鹿路と名づけたともいう(同前)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217012