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境橋
【さかいばし】


番所橋ともいう。轟木(とどろき)川に架かる橋。鳥栖(とす)市轟木町と同市元町を結ぶ。鳥栖小学校の北,国鉄長崎本線の南にある。長さ6m,幅6m,木製の欄干の親柱に昭和36年11月修繕,国道34号(現市道になっている)とある。藩政期は右岸の轟木町側が佐賀藩,左岸の元町側が対馬藩の領地であった。橋名は両藩の藩境に由来する。また,轟木町には佐賀藩の番所が置かれていたことから番所橋ともいう。当橋は長崎街道の道筋に当たり,しかも藩境になっていたので,当時橋の代わりに飛石が並べられていた。轟木の宿も置かれ,付近には参勤交代の大名の休憩所や御茶屋など本陣式の豪勢な屋敷があった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217016