100辞書・辞典一括検索

JLogos

12

佐賀江川
【さがえがわ】


筑後川水系の1支流。佐賀市街地を流れる多布施(たふせ)川からの分流で,巨勢(こせ)川・焼原川・中地江川などを合わせ,下流部では佐賀市と佐賀郡諸富(もろどみ)町との境界をなし,さらに諸富町と福岡県大川市との境界をなして1級河川筑後川に注ぐ川。延長10km。明治中期ごろまで千石船が往来し,佐賀市今宿から材木町にかけては回漕問屋や材木店が軒を並べにぎわった。今宿が川港として最も繁栄したのは幕末のころという(蒲原家文書)。今はその面影はまったくなく,排水河川としての機能を果たすのみである。8月15日,今宿で行われる精霊流しはにぎわう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217023