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坂田
【さかだ】


旧国名:肥前

杵島(きしま)山南部白岩山の東麓から東に広がる平坦地に位置する。古墳時代以降の有明海の自然陸地化によって形成された地と考えられる。昔,良米がとれ栄え田と呼んだことが地名の由来と伝えられる。沢原(そうばる)溜池の北側に位置する高原(たこうら)山には,古墳後期と推定される小円墳5基を確認(有明町史)。奈良~平安初期に行われた条里制の遺構の最南部に位置し,水田が1町(109m)四方ごとに整然と続き,あぜ道(角道)と堀割が碁盤の目のような区画をなしている(有明町史)。
坂田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
坂田(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217040