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柴尾村
【しばおむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。神埼(かんざき)郡のうち。筑後川の支流城原(じようばる)川の西岸に位置する。蓮池(はすのいけ)藩領。用作郷に属す。村高は「正保国絵図」「天明村々目録」では378石余,「天保郷帳」では380石余,「蓮池日史略」では417石余。「旧高旧領」には見えない。北は下直鳥(しもなおとり)村,西は余江(あまりえ)村,東は籠田(小森田)村に接する。城原川に架かる柴尾橋を元標に神埼宿へ1里20町,境原(さかいばる)宿へ22町の里程,天明8年蓮池藩の火災における参候所および警衛部署となり,役丁5人が城内西小路英彦山権現社の警衛消防に当たっている(蓮池日史略)。文化6年蓮池藩主鍋島直温は世子主税(直与)とともに当村における蓮池藩士の火矢相図の演習を観覧した(同前)。神社は建御名方命を祀る王子神社。「明治7年取調帳」では枝村に小森田村・古賀村・小鹿(おしか)村・用作村がある。「郷村区別帳」では古賀村の枝村として見える。「明治11年戸口帳」によれば,古賀村のうちに「柴尾村」と見え,戸数35・人口174。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217145