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島津城
【しまづじょう】


杵島(きしま)郡有明町大字田野上にあった城。精岳城ともいう。白石(しろいし)平野の独立丘陵上に位置していた城。築城年代は不明。しかし「北肥戦誌」によれば,正平5年3月12日に「塚崎の後藤掃部允経明,須古の白石弥次郎,精岳の藤津藤太郎,最前に城を去って道猷に降参す」とあり,少なくとも南北朝期までさかのぼる。現在の白石・有明町域は白石氏の勢力下にあったが,彼は南朝方に属していたため,北朝方との間にしばしば激戦が行われた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217151