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新浜橋
【しんはまばし】


筑後川の旧河道新宝満川に架かる橋。鳥栖(とす)市真木(まき)町の新浜と福岡県久留米(くるめ)市小森野町を結ぶ。長さ227.0m,幅11.0m,昭和44年度完成。マヒ状態になった国道3号の交通緩和策として,主要地方道久留米基山筑紫野線に建設された。「昭和52年,県道橋梁点検,交通量調査」によると,この調査で最高である12時間交通量最高値は1万2,000台であった。新浜は真木村(現在の鳥栖市真木町)の枝村として,筑後川の舟運による小集落として形成された。新浜橋の上流約100mの所に,この橋ができるまで利用されていた新浜潜水橋といわれた橋がある。これは,井堰としてつくられたものであったが,久留米市小森野町から鳥栖(とす)側に通勤耕作にくるドライバーたちに利用されたので,そのように呼ばれた。ちなみに,小森野町の農家は,自宅付近の農地が企業などの進出で潰れ地となり,売価より安く入手できる鳥栖市内の農地を購入した。そのため,100haを超す農地を鳥栖市側に所有している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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