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菅生村
【すごうむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。神埼(かんざき)郡のうち。城原(じようばる)川右岸,日の隈山東麓に位置し,南は川付村(八子村)と接する。城原村のうちに形成された村。佐賀本藩領。上西郷に属す。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」とも1村として見える。給人・地米高は「玄梁院様配分帳」では家老鍋島主水1斗余・鍋島九左衛門118石余,「大小配分石高帳」では納富鍋島家鍋島市佑203石余。櫨蝋の産地で,幕末には池田栄左衛門が蝋屋を営んでいた。寺院に勢福山城主少弐冬尚の一族で西中務大輔資教・教通父子の開基と伝える真宗箱川村大念寺末栄城山真正寺があり,寺院の裏手に冬尚の墓がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217371