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石州分村
【せきしゅうぶんむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。小城(おぎ)郡のうち。多久(たく)盆地の西北部,牛津(うしづ)川の支流中通川東岸に形成された段丘上に位置する。地名の由来は「丹邱邑誌」に「石州分ハ竜造寺石見家秀采地ニ賜ル故,石州分ト云ヨシ也」とある。佐賀本藩領。中多久郷に属す。「玄梁院様配分帳」では多久伊豆が地米高202石余を知行する。「天明村々目録」「天保郷帳」「旧高旧領」には村名が見えず,村高は不明。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」ではともに小村に砂原村・宮ノ浦村が見える。寺院には曹洞宗地福寺がある。当村は江戸中期には中多久村に吸収されたものと思われる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217395