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鷹取城
【たかとりじょう】


鳥栖(とす)市山浦(やまうら)町中原にあった城。九千部(くせんぶ)山から南東に延びる山地が安良(やすろ)川流域の沖積地を望む東端付近(290.3m)に設けられ七曲峠を越えて博多に通ずる街道に面した山城。四阿屋(あずまや)川の谷を挟んで勝尾城とほぼ対峙する。この城は葛籠(つづら)・鏡両城とともに勝尾城の支城であった。永享6年筑紫一族によって築かれたといわれるが,応安5年条の「山内首藤文書」(大日古)にみえる「高取山御城」を鷹取城とすれば,築城はさかのぼる。「城数之覚」(筑紫古文書)に「高取城〈同郡(養父郡)之内〉筑紫右衛門大夫」とある。天正14年島津家久に攻められて落城した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217499