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立野村
【たてのむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。佐賀郡のうち。八田江下流西岸に位置する。佐賀本藩領。与賀下郷に属す。村高は,「正保国絵図」「天明村々目録」ともに571石余,「天保郷帳」では588石余,「旧高旧領」には見えない。なお地米高は「御蔵入地米郷村附」では581石余。貞享年間の「郷村一覧」と「宝暦郷村帳」には小村に新ケ江村があり,「天明郷村帳」では新ケ江・坂田小路がある。寺院は八田江の堤防の西に曹洞宗慶誾寺末寺長泉寺があり,「寺社差出帳」には曹洞宗高伝寺末寺光福寺が見えるが現存しない。神社は竜王宮で,延宝8年建立の鳥居が現存。弘化2年「総着到」には切米給の武士21家・30人が見える。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」では下古賀村の枝村として見える。「明治11年戸口帳」によれば下古賀村のうちに「立野村」と見え,戸数43・人口210。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217597