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天満神社
【てんまんじんじゃ】


佐賀郡大和(やまと)町大字松瀬(まつぜ)にある神社。旧郷社。祭神は菅原道真。「県神社誌要」によれば,創建は天慶元年正月領主松瀬豊後守が太宰府天満宮を分霊したのにはじまると伝える。中世,神代(くましろ)氏が山内を中心に勢力を張ったときには,勢力団結のための聖地となった。元禄3年領主神代勝利が,神具・神田などを供進,寛延2年藩主鍋島直美が鳥居を奉納,文化4年藩主鍋島斉直が社殿を再建した(県神社誌要)。明治6年郷社となる。県内の神社の中で,天満宮の数が最も多いが,当社以外はいずれも旧村社であり,その点で当社の社格は稀有のものである。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217750