100辞書・辞典一括検索

JLogos

13

土井古賀村
【どいのこがむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。佐賀郡のうち。嘉瀬川流域の平野部に位置する。佐賀本藩領。大俣郷に属す。村高は「正保国絵図」「天明村々目録」ではともに107石余,「天保郷帳」では143石余,「旧高旧領」には見えない。「宝暦郷村帳」では小村に下新村・横江村・新田村・久富村・徳仏村・大立野村があり,「天明郷村帳」では1村として見える。「疏導要書」によれば,寛保3年麦新ケ江の曲は掘り切られ嘉瀬川が直流するようになった。また,この20年前行われた久富村境の曲の掘切りによって嘉瀬川の潮の差引きが早くなり,嘉瀬の橋まで潮が満ちず,船の往来に不自由をきたした。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217756