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飛田ケ里村
【とびたがりむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。小城(おぎ)郡のうち。轡ケ里(くつわがり)ともいう。佐賀平野北西部,晴気(はるけ)川東岸に位置する。小城藩領。東郷に属す。村高は,「正保国絵図」「天明村々目録」ともに319石余,「天保郷帳」では339石余,「旧高旧領」には見えない。村内を勝川が南流し,久蘇(くそ)ケ里との境を東西に石木ケ里道が通じる。天満神社があり,境内の鳥居は園田善左衛門寄進による。「小城郡村誌」によれば,明治4年散分村・畑田ケ里・砂田(いさこだ)ケ里と合併して畑田ケ里となるとある。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」ともに,畑田ケ里の枝村として見える。「明治11年戸口帳」によれば「轡ケ里」と見え,戸数18・人口76。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217830