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鳥巣村
【とりのすむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。杵島(きしま)郡のうち。杵島山北東麓から白石(しろいし)平野にかけて位置する。佐賀本藩領。橋寄下東郷に属す。村高は,「正保国絵図」「天明村々目録」ともに295石余,「天保郷帳」では329石余,「旧高旧領」には見えない。近世初頭竜造寺信周が須古城に居を構えて以来,須古鍋島氏の知行地となる。給人・地米高は,「玄梁院様配分帳」では鍋島市兵衛20石余,「大小配分石高帳」では鍋島安房20石余。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」ともに小村に風通村・大平村・空浦村がある。「明治7年取調帳」では大渡村,「郷村区別帳」では馬洗(もうらい)村の枝村に見える。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217845