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中津隈城
【なかつくまじょう】


三養基(みやき)郡北茂安(きたしげやす)町大字中津隈にあった城。北茂安町の平坦地を見下ろす丘陵地(10m)に設けられた平山城。「北肥戦誌」巻20に「仍りて隆信,先づ当城を閣きて帰陣すべしと,犬塚三郎右衛門家広を,崎村より中津隈に移し,姉川中務大輔信安を,姉川より米田に移し,横岳が知行の内を米田村にて百町押取り,信安に給はり」とあるように崎村城主犬塚伯耆守家広が降信から中津隈を給せられ元亀3年に築城した。家広の子孫は鍋島直茂の家臣となり,元茂の小城移封のとき従って行った。遺構として二重の堀がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7217907