100辞書・辞典一括検索

JLogos

14

西山村
【にしやまむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。小城(おぎ)郡のうち。女山(船山)の南東麓に位置し,段丘状に平地が牛津(うしづ)川に向かって展開している。佐賀本藩領。中多久(なかたく)郷に属す。村高は,「正保国絵図」「天明村々目録」ではともに249石余,「天保郷帳」では267石余,「旧高旧領」には見えない。「玄梁院様配分帳」では多久伊豆が187石余,「大小配分石高帳」では多久長門が665石余の地米高をそれぞれ知行する。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」ではともに1村として見えるが,「丹邱邑誌」の郷村の項では,中多久村のうちとして扱われており,江戸後期には中多久村に吸収されたものと思われる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7218085