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納江村
【のうえむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。三根(みね)郡のうち。筑後川の支流開平江(かいたいえ)川下流左岸の低平地に位置する。佐賀本藩領。矢俣郷に属す。村高は,「正保国絵図」「天明村々目録」ともに614石余,「天保郷帳」では640石余。「旧高旧領」には見えない。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」ともに小村に持丸村がある。「大小配分石高帳」では鍋島山城が地米高224石余を知行する。水害にしばしば見舞われた。寺院に浄土真宗本願寺派正安寺がある。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」ではともに坂口村の枝村として見える。「明治11年戸口帳」によれば,坂口村のうちに「納江村」と見え,戸数34・人口163。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7218111