100辞書・辞典一括検索

JLogos

7

東中野村
【ひがしなかのむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。佐賀郡のうち。佐賀平野中央部,筑後川支流巨勢(こせ)川の西岸に位置する。佐賀本藩領。中佐賀郷に属す。村高は「正保国絵図」「天明村々目録」ともに613石余,「天保郷帳」では674石余。「旧高旧領」には見えない。「宝暦郷村帳」では小村に子太郎丸村があり,「天明郷村帳」では小村に小太郎丸・香田元村がある。中央部を南北に走っている道は「津出道」といい,北は山内,南は高尾にそれぞれ通ずる道で,交通量が多かった。寺院には曹洞宗敬法院があり,本尊は釈迦如来。ほかに善応寺があるが,宗派は不詳。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」ともに淵村の枝村として見える。「明治11年戸口帳」によれば,淵村のうちに「東中野村」と見え,戸数45・人口217。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7218351