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淵ノ尾ダム
【ふちのおだむ】


武雄(たけお)市武雄町武雄の上西山にあるダム。武雄市の水不足解消のため昭和45年3月完工された重力式ダムで,堰堤の長さ116m,高さ24m,貯水量30.5万t,満水面積6万256m(^2),工費2億8,500万円。このダムの水は自然流水を溜めず,六角(ろつかく)川の支流からポンプアップするもの。武雄市の上水道の水源は当ダムと踊瀬ダムであるが,給水区域は武雄市の武雄町・朝日町・橘町の一部で給水人口約2万人,1日平均6,000~7,000t(最大8,000t)給水の必要がある。しかし,川の流入がないことや1人当たりの消費量が上昇していることから構造的水不足をきたしている。この対策として新ダムの構想があるが,そのつなぎの意味を含め,このダムの嵩上げが計画され,昭和54年6月着工した。その計画は,堰堤を4.5m高くし,上部の長さを27m長くし,貯水量を28万t増やし,給水人口を1割増の2万2,000人とし,1日平均8,287t(最大1万860t)とするなどである。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7218544