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堀立村
【ほりたてむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。佐賀郡のうち。佐賀平野中央部,筑後川支流巨勢(こせ)川の東部に位置する。佐賀本藩領。古瀬(こせ)郷に属す。村高は「正保国絵図」「天明村々目録」ともに389石余,「天保郷帳」では412石余。「旧高旧領」には見えない。「玄梁院様配分帳」では鍋島大和が,「大小配分石高帳」では鍋島山城がともに地米高338石余を知行する。村内を長崎街道が貫通しており,古来交通の要所。寺院には慶長5年建立の浄土真宗本願寺派光円寺があり,本尊は阿弥陀如来を祀る。一説には鍋島生三(いくみ)入道の開基という(兵庫町史)。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」ともに瓦町村の枝村として見える。「明治11年戸口帳」によれば,瓦町村のうちに「堀立村」と見え,戸数48・人口263。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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