本庄江橋
【ほんじょうえばし】

本庄江に架かる橋。佐賀市西与賀町高太郎の丸目と嘉瀬新町を結ぶ。長さ110m，幅6.0m，鋼桁型，昭和39年３月完成。当橋で陸続きになった県道13号は，福岡県大川市と佐賀県鹿島市を結ぶもので，柳川市・大川市から武雄(たけお)市・鹿島市さらに長崎へ向かうのに，佐賀市市街地を通る国道34号（国道207号）に対してバイパスの役割を果たしている。この橋ができる以前は，丸目の渡しがあった。丸目は江藤新平ゆかりの地で，脱藩の罪に問われ赦免を待って蟄居していた所である。その後，明治７年，佐賀の乱に敗れた江藤は丸目の渡しから薩摩に脱出した。橋の下の土手に「江藤新平出航の地」の碑がある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7218636