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豆津橋
【まめづばし】


筑後川に架かる橋。国道264号が通過。三養基(みやき)郡北茂安(きたしげやす)町豆津と福岡県久留米(くるめ)市瀬ノ下町を結ぶ。長さ350m,幅8.5m,昭和7年に建設された。藩政期,渡し場のあった豆津は渡津(としん)集落として対岸の瀬ノ下とともに発達した。天保12年日田の学者広瀬淡窓は「予船に乗りて豆津を渡る。岸より西,肥前の地なり。豆津にて干飯……」(懐旧楼筆記)と記している。この間の最初の橋は,木造で大正3年ごろ架設された。現在の橋は昭和7年に,当時の軍都佐世保と同じく軍都の久留米を結ぶ重要な橋として架設されたもの。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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