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御井川
【みいがわ】


「肥前国風土記」養父(やぶ)郡条曰理(わたり)の郷に「昔者,筑後の国の御井川の渡瀬,甚広く,人も畜も,渡り難たしき」,また基肄(きい)郡条姫社の郷に「此の郷の中に川あり,名を山途(やまじ)川といふ。其の源は郡の北の山より出で,南に流れて御井の大川に会ふ」と見えるが,ともに筑後川を指す。「疏導要書」には「千年川 此川筑後肥前ノ御境川ト相唱ヘ……」とあるように御境川とも呼ばれ,下流域では福岡・佐賀両県の県境を流れる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7218737