100辞書・辞典一括検索

JLogos

37

三日月
【みかつき】


旧国名:肥前

天山山地彦岳山麓から佐賀平野北西部にかけて位置する。早くから開発が進んだ地域で,先土器時代の遺物を出土する犬塚山遺跡,弥生前期~中期にかけての集落遺跡である土生(はぶ)遺跡,古墳時代後期の築成とされる姫塚のほか,弥生時代から中世に及ぶ住居跡等の複合遺跡である戊(つちのえ)遺跡がある。また条里制の遺構も見られ,四条・五条などの集落名に名残をとどめている。
甕調郷(古代)】 平安期に見える郷名。
三ケ月郷(中世)】 鎌倉期~戦国期に見える郷名。
三日月村(近代)】 明治22年~昭和44年の小城郡の自治体名。
三日月町(近代)】 昭和44年~現在の小城郡の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7218745