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三根東郷
【みねとうごう】


旧国名:肥前

(中世)鎌倉期~南北朝期に見える郷名。三根(みね)・神埼(かんざき)両郡のうち。三根郷が東西に分郷して成立。佐賀江(さがえ)川支流城原(じようばる)川を境としたものか。吉田里・横田里・大塚里・居去里・畠里・柏原里・浬里・犬生里・榎田里などの里名が含まれるというから(神崎荘史料解説),東脊振村・上峰町・三田川町・三根町・千代田町の一部が含まれたものか。正応5年の河上宮造営用途支配惣田数注文に「三根東郷二百六十六丁二反一丈」とある(河上神社文書/佐史集成1)。また貞和6年11月日付千栗社大宮司惟経申状案に惟経が足利直冬にその所領の当知行安堵を申し請うたなかに「三根東郷松安名内田地参段〈号打上〉地頭職」と見える(実相院文書/佐史集成15)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7218833