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社ケ里村
【やしろがりむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。小城(おぎ)郡のうち。社刈とも書く。佐賀平野北西部,祇園(ぎおん)川と嘉瀬川の合流点下流西岸に位置する。小城藩領。三ケ月郷に属す。久本ケ里・遠江ケ里・熊寄ケ里とともに総名を高田と称した。村高は,「正保国絵図」「天明村々目録」ともに347石余,「天保郷帳」では366石余,「旧高旧領」には見えない。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」ともに小村に泉村がある。村の東北部に多久氏の知行地である荻野村の飛地がある。寺院は曹洞宗長栄寺。明治元年の庄屋は利兵衛(犬山家文書)。「明治7年取調帳」「郷村区別帳」ともに金田刈の枝村に見える。「明治11年戸口帳」によると,金田ケ里のうちに「社ケ里」と見え,戸数22・人口93。なお「小城郡村誌」によれば,明治4年金田・久本・遠江・熊寄・雪伏の5か村と合併して金田ケ里となったという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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