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柳鶴村
【やなぎつるむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。小城(おぎ)郡のうち。杵島(きしま)郡に属することもあった。牛津川右岸の平坦地に位置する。元来は港で柳津留と記したという(牛津町史)。佐賀本藩領。戸川郷に属す。ただし小城郡多久(たく)郷・杵島郡横辺田郷に属す場合もあった。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」に村名が見える。国絵図や「天明村々目録」「天保郷帳」「旧高旧領」には村名は見えず,村高は不明。天明8年の杵島郡横辺田西郷下砥川村図によると,西に長崎街道が通り,東・南部は牛津川に接する。東西に広がる環濠集落で,稲荷神社がある。伊能忠敬の「測量日記」では下砥川村の枝村として当村の名を記し,「小城郡村誌」でも下砥川村のうちの字地として当村の名を記す。「明治11年戸口帳」によれば,下砥川村のうちに「柳鶴分」と見え,戸数23・人口127。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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