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山中村
【やまなかむら】


旧国名:肥前

(近世)江戸期の村名。杵島(きしま)郡のうち。山中川流域の山間部に位置する。地名の由来は,山の中に位置することによるといわれる。佐賀本藩領と蓮池(はすのいけ)藩領。川古郷に属す。村高は,「旧高旧領」に56石余とある。「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」では中ノ河内村の小村として見える。村内には,朝鮮陶工が築いたと見られる窯谷左・右,見上尾,商人(あきゆうど)1号・2号,戸別当の古窯跡がある。「明治7年取調帳」では川古村の枝村として見え,「郷村区別帳」では本部(もとべ)村の枝村として見える。「明治11年戸口帳」によれば川古村のうちに「山中村」と見え,戸数34・人口181。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7219036