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山ン寺城
【やまんでらじょう】


伊万里(いまり)市東山代町にあった城。国見(くにみ)山系の国見山と文珠原(もんじゆばる)山に挟まれた山地(450m)に設けられた平山城。松浦源氏創成期の城といわれるが不明な点が多い。宇野御厨の検校・検非違使松浦久の嫡子源太郎直が久安年間に築城したといわれる。直の子清は本拠地を今福(現長崎県松浦市)の梶谷城に移し,当地を太祖の廟地にした。室町以降は飯盛城を居城とした山代氏の砦となったが,天正4年城主の虎王丸は竜造寺隆信と戦い敗れて落城した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7219044